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■00/5/2-3 リーディングライブレポート
山形県米沢市「東京第一ホテル米沢」
「炎の蜃気楼」ドラマリーディングライブ実行委員会主催

2000年5月2日(火)
『BIRTH and REBIRTH -moon side-』
速水奨 出演
・A公演 14:00〜15:30 500名
・B公演 19:00〜20:30 500名

概略 A・B公演
詳細 A・B公演

■2000年5月3日(水)
『BIRTH and REBIRTH -earth side-』
関俊彦・速水奨出演
・C公演 20:00〜22:00 500名

概略 C公演
詳細 C公演

■A・B公演 概略

<A・B公演>
<開演>
修道女が後ろのドアから入場。壇上に静かに上がり、燭台に近づく。
左端から右に向かって3本、右端から左に向かって3本、最後に中心の1本の順に、ろうそくに火をつけていく。
静かに入ってきたドアから退場し、扉の閉まる音がする。
<速水さん登場>
・信仰(部分省略してた)
・砂漠殉教冒頭(〜そこにあなたの微笑みがあった。まで)
・20巻の「聖痕」(やがて人が絶え文明も絶え〜のあたり)
・5巻の「月光菩薩」の東大寺二月堂のシーン
ライトの効果は全体的に赤く夕日のイメージだった。
<トーク>
Aでは速水さんは靴紐を結び直す
Bでは武締式の話をする
・アウディノスの「祈りの丘」(二十六聖人の像のある丘のシーン)
夕日の赤と十字にクロスする光のライト効果だった。
この時から椅子があって、それに座りながら語っていた。次のトーク時には撤去された。
・砂漠殉教の「傷痕」(地下鉄の〜のあたりから)
<トーク2>
直江のケーキ登場!
桑原先生演奏のキーボードでバースディソングを皆で歌う。
ここから関さんの声が登場する。
速水さんは一番上の段に腰を下ろして語り始めた。
・?21巻の「月の光はよくない」というシーンのアレンジ?(高耶)
・?どこかで獣が…という場面(直江)
・24巻「不死の代償」の牢獄の高耶の部分(高耶)
・?24巻の「足摺岬の満月」のシーンのアレンジ?(直江)
・砂漠殉教「蜃気楼を現実のものに…」というセリフ(直江)

■AB公演 詳細

<A・B公演>
AとB公演については、トーク以外は同じ構成でした。
後半部分の関さんの声が流れたところからは、かなり記憶があいまいになっていて、誰か克明に覚えていたら教えて欲しいくらいです。
一応、聞いていてわかった部分を載せたつもりです。

<開演>
修道女が後ろのドアから入場。壇上に静かに上がり、燭台に近づく。
左端から右に向かって3本、右端から左に向かって3本、最後に中心の1本の順に、ろうそくに火をつけていく。
静かに入ってきたドアから退場し、扉の閉まる音がする。

<速水さん登場>
・信仰(部分省略してた)

「信仰」は、先生の同人誌に掲載された文章だったはず。
結構途中で好きなフレーズが抜けていたので、省略したことに気がつきました。わりと短かった気がします。

・砂漠殉教冒頭(〜そこにあなたの微笑みがあった。まで)
「砂漠殉教の冒頭」は、ミラージュの中で大好きな文章の一つなので、実は丸ごと暗記しています。速水さんが読んでくれた時は、ものすごく嬉しかった。夢にまでみたあのシーンをあの声で聞けて、大満足です!!これを聞けただけでも、米沢に行った甲斐がありました。ええ、本当に。
でも、最後の「はるか地平なき―歴史の彼方まで」の部分まで読んで欲しかったです。(欲張りかな?)

・20巻の「聖痕」(やがて人が絶え文明も絶え〜のあたり)
「やがて人が絶え〜」ってのを聞いたんですが、A公演の時はかなり興奮してて、覚えのある文章だな、くらいにしか思いませんでした。実は20巻はこの公演でやってもらえなかったのでは?と思って、帰ってきたのですが、どうも途中で覚えていたフレーズを調べてみると、ちゃんと20巻のシーンだったりしまして。決定的な描写がなかったからライブでどこのシーンか思い出せなかったんですね〜。ちょっと不覚。

・5巻の「月光菩薩」の東大寺二月堂のシーン
ライトの効果は全体的に赤く夕日のイメージだった。

5巻の「月光菩薩」のとこは長かったですね。一章分丸ごとやったのではないかしら。この部分は依然カセットブックでも聞いたことがあるはずだけど、やっぱり生で聞いた迫力と照明効果にうっとりしてしまいました。

<トーク>
Aでは速水さんは靴紐を結び直すBでは武締式の話をする

・アウディノスの「祈りの丘」(二十六聖人の像のある丘のシーン)
夕日の赤と十字にクロスする光のライト効果だった。
この時から椅子があって、それに座りながら語っていた。次のトーク時には撤去された。

アウディノスの長崎の夕暮れのシーンはライト効果が印象的でした。この文章の場所に行ったことがあるのですが、情景を彷彿させました。


・砂漠殉教の「傷痕」(地下鉄の〜のあたりから)
地下鉄の音が効果的でした。なんだか地下鉄の音って、疲れている直江の様子と相乗効果がありますね。

<トーク2>
直江のケーキ登場!桑原先生演奏のキーボードでバースディソングを皆で歌う。

ここから関さんの声が登場する。
速水さんは一番上の段に腰を下ろして語り始めた。
・?21巻の「月の光はよくない」というシーンのアレンジ?(高耶)

この辺りでいきなり関さんの声が流れてびっくりしました。
月の光が照らしている情景だったけど、別に祖谷の岩場のシーンとかではなく、地上のどこかに高耶さんがいる、っていうイメージでした。

・?どこかで獣が…という場面(直江)
直江がどこかで高耶の気配を察しているというような場面でした。
原作にそういう場面があったか見つけられないのと、残念ながら細かいセリフを覚えていないのですが。

・24巻「不死の代償」の牢獄の高耶の部分(高耶)
ここの部分は結構長かったような。狂ったように嘆き叫ぶ囚われの身の高耶さんの長いセリフ。原作だと看守が出てくるはずだったけど、その辺りはなくて、ただ、目の前にいない直江に問いかけるようなセリフだけでした。

・?24巻の「足摺岬の満月」のシーンのアレンジ?(直江)
この辺りもちょっと断定できないけれど、足摺岬の展望台のシーンのような満月の場面でした。ただ、内容はそのシーンじゃなかったのですが。


・砂漠殉教「蜃気楼を現実のものに…」というセリフ(直江)
ラストで直江が色部さんに告げた「蜃気楼を現実のものにするために行くのです」っていうセリフを言ってました。
これを言い終わった後の速水さんの眼差しが、直江の決意を示すようなイメージでうっとりしました。

この後、先生が壇上に現れて速水さんと一緒に拍手を浴びて終わりでした。

■C公演概略

<C公演>
<開演>
修道女が2人左右からろうそくに火をつけた状態で舞台へ。
真ん中から黒い布をかぶった修道女がランプを持ってきて、ろうそくを吹き消す。
関さんと速水さん登場。白い布を纏っている。
・イメージアルバム1の冒頭の文章
壇上でいきなり布を取る。
・1巻の駐車場〜川中島〜妻女山
・2巻のホテルのラウンジの場面
このときの効果音は生!カクテルを作る音やグラスに当たる氷の音など。
・5.5巻の二人が言い争う場面
・12巻「盲いた魂に」
・12巻「永訣」
<トーク>
・27巻の宇和島攻め前の野球場での結団式の場面
背後から「仰木隊長〜!」という隊士達の声があがる。
・24巻の足摺岬展望台のシーン
・24巻の高耶が直江の記憶を消そうとした場面
・25巻の高耶が直江の赤鯨衆入りを認めた場面
・25巻の窪川での演説(翼を畳めば…)の場面
関さんが台本を畳んで、演説を再現!
・26巻の直江が魂核寿命を宣告する場面
・26巻の「怨霊のいていい島にする」という場面
・27巻の電話で直江と高耶が会話する場面
・28巻の宇和島戦の直後の場面
・28巻の唐人駄馬の場面
・28巻以降〜直江が失語症になった場面(書き下ろし?)

■C公演 詳細

<C公演>
一回聞いただけで覚えている限りの内容と、友人たちとの会話で思い出しながら書いたものです。
順番が違ったり、抜けている可能性大です。とにかく記しておかないと風化してしまうし、忘れてしまうと悲しいので書くだけかいてみました。
この後思い出したらぼちぼち追加しますね。
<開演>
修道女が2人左右からろうそくに火をつけた状態で舞台へ。
真ん中から黒い布をかぶった修道女がランプを持ってきて、ろうそくを吹き消す。

開始のシーン実は興奮しすぎてよく覚えていないのです。
修道女が前方の左右から舞台にのぼり、頭上にランプ?をかざすような動きをしていたような…。
これは友人に教えてもらいました。
実は、この黒い布をかぶった人は修道女じゃなかったみたい。
男の人だったそうです。……ってことは修道士かしら;;


関さんと速水さん登場。白い布を纏っている。
向かって前方右側から速水さんが現れて、左側から関さんが登場。


・イメージアルバム1の冒頭の文章
戦国残影の文章を半分ずつ二人で読み上げた後舞台にのぼりました。
あの文章も好きです。これから闇戦国が始まるぞ〜舞台が始まるぞ〜というイメージなので。

壇上でいきなり布を取る。
関さんの衣装は白いシャツとジーンズ(違うかも)でまるで高耶さんのようなイメージ。速水さんは前日と似たようなスーツ姿でした。
スーツっていうのも直江を彷彿とさせて、舞台の上ではまるで高耶と直江が降したような錯覚がしました。
今回、とても興奮したところの一つですね。
拍手と歓声がすごかったです。

・1巻の駐車場〜川中島〜妻女山
昔、ラジオドラマでも聞いた覚えがある場面。
直江が高耶に石をぶつけた後、ドライブに連れていって、使命を告げるあのシーンですね。テンポが早かった。

・2巻のホテルのラウンジの場面
このときの効果音は生!カクテルを作る音やグラスに当たる氷の音など。
ホテルのラウンジ!。会場がホテルってこともあって、あれはもしや本物のホテルマン?舞台の左でグラスに氷を入れ、お酒をつくってました。そのカクテルを作る音、が目の前で生で行われていました。
BGMも生演奏だったと思う。

・5.5巻の二人が言い争う場面
5.5巻はCDブックでも聞いた覚えがある場面でした。
でも、なんか間が短い気がしました。ためが少ないというか。

・12巻「盲いた魂に」
今回の前半の目玉といってもいいのが12巻のシーン。
たき火のパチパチという音と共に、直江が襲う、あのシーンです(笑)しばしの沈黙のあと、関さんが「や、やめっ…」って言うのにどきどきしてしまいました。てっきり場面転換かと思ってたので嬉しかったです。
きっと沈黙の間には、台本に関さんが思わず目を背けたくなるような描写でも書いてあったりして…などと妄想してしまったくらい、本当に嫌そうな、声でうっとりしてしまいました。

・12巻「永訣」
その後の直江が撃たれる直前のシーンは、前のCDブックのときのほうが好みだったかも。短かかったという印象しか残ってません。

<トーク>
トークは一回だけでした。
上杉まつりのこととか、前日の公演のときの模様が山形新聞にのったというのが話題でした。客席から関さんと速水さんに新聞を差し出している人が二人ほどいらっしゃいました。この新聞、私も買いました。
写真入りの記事で、たぶん、公演の後半に撮られたものだと思います。


・27巻の宇和島攻め前の野球場での結団式の場面
背後から「仰木隊長〜!」という隊士達の声があがる。
後半最初が「刺し殺していい」と宣言していた結団式のシーン。
関さんが舞台の上の一番高い台に上って演説してるみたいなイメージでした。速水さんは左の下のほうに居たと思います。

・24巻の足摺岬展望台のシーン
足摺岬の展望台の場面。舞台上の関さんがまるで追いつめられた高耶さんのように見えました!

・24巻の高耶が直江の記憶を消そうとした場面
直江が記憶を消されそうになった場面で、直江の嘆きもよかったけど、なによりも弱々しく「もうしない」と誓った高耶さんの台詞のところが、もう、思い描いていたイメージ通りだったもんで、感動しました。

・25巻の高耶が直江の赤鯨衆入りを認めた場面
「のし上がってこい」っていう高耶さんの台詞に、景虎女王様って感じがしてゾクゾクした覚えが。

・25巻の窪川での演説(翼を畳めば…)の場面
関さんが台本を畳んで、演説を再現!もう今回の超目玉。このシーンのために私はビデオ化を希望してしまうくらい感動したところです。
台本を畳んで、速水さんに手渡すと、舞台の前方に進みました。
そこで、あの長い演説シーンを始めたのです!!「…翼をたたんで〜窪川を守り抜く!!」
身振り手振りで演説をする関さんの姿は、まさに高耶さんの再現!あの瞬間、まさに奇跡をみた気がしました。
幻が現実になった、本当にいい夢を見せてもらったと心底思いました。
思い出すだけでも、感動と興奮のあまりに泣けてくるくらいです。
あの瞬間、確かに会場は四国になって、観客は隊長の演説を聞いている隊士達になっていました。

・26巻の直江が魂核寿命を宣告する場面
魂核寿命を高耶に告げるシーンの直江も、イメージ通りですごく良かったです。
この辺りは、さっきの関さんの演説シーンのショックがあって、こういう場面をやっていたっていうのしか覚えがないです。

・26巻の「怨霊のいていい島にする」という場面
前後がなかったような気がするけど、確かに言っていたはず。
かなり力強い宣言をする口調でした。

・27巻の電話で直江と高耶が会話する場面
高耶が電話で弱々しく直江に本音を告げるシーン。これもイメージ通りでもう関さん最高!と叫びたいくらいでした。
このあたりになると、もう速水さんの演ずる直江よりも、ひたすら関さんばかり見ていた覚えが。

・28巻の宇和島戦の直後の場面
大量に人を死なせてしまったことで高耶さんが直江に想いをぶつけている場面、やっぱりイメージ通りな高耶で感激。
…もしかしなくてもミラージュを読むときにはもう関さんの声で読んでいたのかも?と再認識。

・28巻の唐人駄馬の場面
唐人駄馬での対決シーン。
これ一度ときめきテレフォンでもやってたような?
直江と高耶が唸りながらの力を使うシーンは、力が入ってしまいました。
ライトの効果も力のぶつかり合いを表現するようなものでした。

・28巻以降〜直江が失語症になった場面(書き下ろし?)
ラスト「直江…直江…」で始まるおそらく書き下ろしな内容。
これは大転換〜無間浄土のあたりの直江が失語症になったあたりのイメージだと思います。
高耶が諭して、二人で歩き出そう、というような内容でした。
「この夜に翼を」のラストのイメージに似てるかも。
でも、このラストの内容、ミラージュがこんな終わり方かもしれない、と彷彿させるようで、聞いていてかなり焦りました。
「さいごの夜明けをみるまで」で締めくくられたのを覚えています。


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