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■03/11/02 39巻感想
39巻感想


39巻、読み終わりました。
読了して、真っ先に感じたことは…

春までの長い、長〜〜い冬の到来でした。

先生ッ、どぉしたらいいんですかッ??とても待ちきれませんよ;;;冬の間に遭難…どころか、氷結してしまいそうです。ううう。
春、来るんですよね?春って春って幅が広いですよね…約束の場所、信じてていいんですよね?
信じさせててもらってもいいんですよね?
それより何より、XX巻(涙でまともに読めない)で最終巻って本当に本気なんですかっ!!!?
最終巻、最終巻・・・あああああ、そんな単語なんか私は永遠に見たくなかったです。
たとえいつか来ることだとしても、まだまだ迎えたくなかった。
辞書並み…辞書といわずに、壁一面に収納しきれないくらいの百科事典並みで構いませんよ。ええ。大歓迎。
先生の文章とミラージュの世界がだけが現在の私の幸福であり、生きがいだというのに〜なってこった(泣)うぉぉぉぉ(以下3分絶叫、2分深呼吸)

本当はね、わかってるのよ。
来ないよりは絶対に来たほうがいい物語のラスト。
自分が無事に生きているうちにみれるなら、そのほうがきっといいことに決まってるんだ。
見届けられるんだから、長年こんなに没頭してきたんだから、ファンとしては報われるし、めっちゃ幸せなんだと思うべきなのよ。うん。たぶん。
そうよ。幸せなんだよ。うん。納得しなくちゃね。まだ無理だけど。
終わったらどうしよう…とか、終わりが見えたらどうしよう…とか、そんなことはまだまだ考えたくなかったけれど、考えなければならない時がついに来てしまったのね;;;どーしよう。

どーしようって言っても終わりにするのは先生の意志なんで、私がいくら泣いて叫んでひれ伏してても終わりは終わりに違いなくて、うん。
段々書いてて意味不明になってるけれど。
とにかく…そう、終わりをどう迎えるかを私なりに考える必要が出てきたってことが言いたいのよ。

幸せなんだよ。終わりを迎えられるって予告されてるんだもん。
本を手にしたら最終巻だったってのより、ずっとずっと幸せだし、ある意味、余命宣告してもらえたみたいなもんだし。
ああ、終わりが見えた今、今ならきっと、魂核寿命について知らされた高耶や直江の気持ちがよく理解できるはずだわ。
きっとそうだ。読み返そう。読み返さなければ。
(…それはとりあえず、新刊の感想を書いた後でするとして)

とりあえず、最終巻をしかるべき状態で迎えたら…原点に戻って一巻からかみ締めるように、読んで浸って…半月から一ヶ月くらいに一巻づつのペース で、あの頃に出せなかった感想と、思い出と、完結したのを見届けた目線での感想書きながら、時にはツアーしながら静かに余生を送りたいと思います。。うう う。
一巻からの感想は…他の人の感想も読んでみたいから企画にしてもいいかもしれないな…なんて。
(だからそんな企画の話はちょっと置いといて…でも書いておかないと忘れそうだからメモメモっと)

毎回、新刊読破直後に絶叫するか、悶絶するか、静かに閉じて嗚咽を続けて、とりあえず、読破したぞってのをどこかに書いたりしてるんですが・・・今回ほど早くパソコンに向かうだけの気力が回復したことなんて久々かも。
いつもより冷静に読めたっていうべきなのかな。

冷静(?)に読めたのは、たぶん話の展開のせいだと思う。
話が展開して展開して…実はよく考えるとそんなに急展開って訳じゃないとは思うのですが;;;あちこちでいろいろ発生してましたね…。
極端に言えば、今回の巻って本筋よりも、他の人がどう動いたかってのがいつもよりも多く表現されてた気がしてちょっぴり嬉しかったです。

印象に残ったことをあげていくと…譲と高耶、高坂の過去、対信長戦、最近登場してきた新顔武将たち、神道用語の山、大量のお雛様方、一蔵の介護作業、失語症の直江の話、ラスト場面のお姫様だっこ、うなぎ。

そんな数ある出来事の中、私の今回最大の萌え萌えポイントは・・・直江(というか、高耶のためか?)に妙に直江に甘い嶺次郎。
これに、完全ノックアウトされました。
ああ、甘い、甘いよ。甘すぎるよ。
いいのかい、そんなに直江に甘くていいのか?
もうどーでもいい境地なのか、はぅぅ・・・・・・(そして私の理性のネジがまた一つ飛んだらしい)

介護する一蔵にも萌えだったんですが、それよりも、強引なまでにあの嶺次郎の態度には無理がある。
あああ…でも不自然でもいいや。うん。

伏線が繋がったのがいくつかありましたね。
特に、ミラージュ最初にして最大の謎だった、あの伏線(…おおげさな)が、これで解決なの??
手駒って手駒って…ああでも肝心な正体がわからん。
まさか最澄か恵果か嵯峨天皇(1200年前の人々)??
どれもしっくり来ない。ううう。早く正体が知りたいぞ〜。でてくるのだろうか?

細かい伏線といえば・・・鶴の残りとか、うん。
結構、おお!こんなところで繋がるのか〜と思ったりしました。
でも、あの霊鳥の大きさ…ちょっと想像できない。
折鶴ゆえに、鶴くらいの大きさだとすると、鶴な直江!?
うわ、私の想像の限界を超えるわ…。

意外なところで意外な人がでてくるし…。
漁姫の名前にびっくりしたけれど、懐かしかった。
けれど、それよりも孫市! 特別編のキャラまでついに本編に登場!?
なんかここまで勢ぞろいしてくると、終わりが近いなぁって感じられてしまって、ちょっと切ない。

人だけじゃなくて、あの勢力の登場がちょっと驚きだった。
天下人まで出てきたら、もう闇戦国とは言えないんじゃないか?
何巻か前のラストににちらって出てきてた描写が、これの伏線だったのかなぁと。
最初は何の勢力が動き出したのかさっぱりわかんなかったけれど、これで繋がったわ〜と少々すっきり。
しかし、空を飛べる霊獣だけなのかな…眠り猫とかはいるのかな・・・なんて想像してみたりして。

今回も伊勢ってことで、描写や用語がかなり神道用語がでてきてましたね。
うう、しかし、用語がでてきてても、それって一体何のことなんですか?
どーゆうモノなんでしょう?さっぱり想像できないところもあったりして。
かろうじて、この前伊勢ツアーしたときの記憶を呼び起こしてみたりしても…これって何だろう?とか結構理解するのが難しかったりして。
つまり、私、想像の限界;;;(先生、理解力なくて、ごめんなさい)

お願いです。どうか漫画化かOVAにしてください。ううう、イメージ画でいいから見せて〜。
さっぱりわかんないのよ。イメージつかめないのよ。
こんなとき、挿絵があればいいなぁって、心底思ったりして…。

最も切なかったというか…ちょっと嬉しかったのは、失語症だった頃の直江のこと。
あのあたりの状態がとっても知りたかったので、出てきて嬉しかった。
でも、読んでるとかなり切なかった…。
一蔵は忘れないって書いてあったりしたけれど、私はその前のところの、直江の台詞のきれいな森〜のあたりで、涙がぶわわ〜と出てきてしまって…。
ううう。泣けたわ。

気になること…高坂が直江に何を囁いたのか?
呪文って呪文って…直江が目を覚ますようなことって一体。
ちょっと気になっています。

ああ、あと、高耶さんのビデオ!あれも気になる。あの、長与のそれまで生きてるのか?っていう問いに動かされての内容。
闇戦国についての説明なのか、自分達の行動についての主張…?
いや、そんなものじゃないと思う。
現代人に向けたメッセージのはずで…それが公開されるときのことを思うと、絶対に自分は泣いてしまうんじゃないかと、今から推測できるんですよ・・・・。
そんな推測が外れることを期待しつつ…

あ、佐和子宛の手紙も気になります。
間違っても直江との関係のカミングアウトではありませんように…(そんな訳ないって)

譲との会話も…状況とかけ離れている分、ものすごく困難さに立ち向かってるって感じがひしひしと伝わってきて良かったです。
信長の攻撃…あれ綾子さんを操って動かしたんですよね…。
そうするとまさか綾子×高耶??(汗)

弥勒の巣って…イメージ的には昔、全プレのテレカで密林風の絵があったのですが、それが脳裡に浮かんでしまってます。
ラストのあたりは、まるでいばらのお城の姫君。…まるで童話のようです。
お姫様だっこにちょっぴり萌え萌え。(そんな状況じゃないってのにぃ)ラスト部は、リーディングライブを唐突に思い出しました。
内容がって訳ではなくて、書かれていた光の描写が、私の中ではそんな感じなのでした。
実際、柱のイメージはさっぱりなんですよね…想像力が貧困なんで。

あの柱の下は、小さな岬の家へと続く道となるのでしょうか。
それとも…33巻で綾子が予言してた地底の冷たき楽園への道でしょうか。
そのどちらでないとしても、続きを読むのが怖くてたまりません。

これ以上読めば、確実に終わってしまう。
ああ、40巻までに断章15冊くらい出て、番外編を20冊くらい出してもらえないかな〜。
そんな現実逃避をしつつ、次の巻をどこでどう迎えて読むのか、その瞬間をどうしたいのか。もう次のことで頭が一杯です。
ああどうしよう…。

03.11.02UP


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