【研究手記】
TOP > 【研究手記】 > 99/05/01-04 山形・米沢・会津旅行

行程
覚え書き
・1日目:山形・原画展
・2日目:米沢市内・上杉祭
・3日目:上杉祭・喜多方
・4日目:会津若松

■行程
5月1日 山形の山寺
林泉寺IN原画展
林泉寺
5月2日 上杉家廟所〜昼食
武締式リハーサル〜上杉神社と宝物殿
武締式
5月3日 パレード見物〜昼食
川中島の合戦
喜多方
5月4日 会津若松

■覚え書き


今年も毎年恒例の「上杉まつり」のために米沢方面へ行ってきました。
今回は米沢だけでなく、普通の観光地も巡りつつのんびりと観光してきました。

<1日目>
深夜2時過ぎに車で埼玉県を出発。高速に乗って東北自動車道へ。このときの車は、ミラージュファンにはお馴染みなウィンダムでした。
途中のサービスエリアで休憩を取りつつ、米沢駅前に8:30過ぎに到着。まだ東北地方では少しだけ桜が残ってるところがありました。市街地では残念ながらほとんど散っていて、八重桜系は咲いてましたけど。ここで待ち合わせをしていた友人たちと合流し、車は一路山形へ。

最初の観光地は山形にある有名な山寺。米沢から車で1時間〜1時間半程度。松尾芭蕉の俳句で有名な場所です。芭蕉の像、句碑もある。ここはひたすら石段を登る。なんとなく鞍馬寺と似た印象を受けました。
山頂に近い中性院の道の向かい側に「最上義光公霊屋」を見つけました。良く考えたらここ山形は最上の本拠地なんですよね。
見晴らし台のような五大堂からの景色も良くて、登った甲斐がありました。
大体所要時間はゆっくり見ても2時間程度。ふもとはお土産や飲食店が並んでいます。ここで昼食に蕎麦を食べました。

いよいよ米沢観光に。
今年の旅行のメインは林泉寺で行われた原画展。
大体夕方16時過ぎに林泉寺に到着。その後閉場するまでずっと見てました。お客さんは閉まる前だったためか少なく、とても見やすかったです。
翌日の地元新聞2紙には原画展のことが載ってました。

さて、今回は原画展で浮かれてて、お寺のいつもの展示を見てくるのを忘れました。
御位牌があるのでご挨拶してくるのが習慣だったんですけど。
ここの見所は他ではみれない「直江信綱」の名前が掲載されている年表です。直江ファンは必見です!(笑)

建物の外も一通りはお参りしました。まず目に付くのが「お鷹ぽっぽ」でお馴染みの笹野一刀彫りの売店です。
毎年、ちょっとずつ新作が増えてて見ていくだけでも楽しいです。今回出てたのは黒い烏?肩に留めることができるやつで、かわいい。品切れだったので、来年の楽しみということにして、更に奥へ参拝に。

上杉家ゆかりの姫君たちのお墓の中に、甲州夫人菊姫のお墓があります。
御館の乱の時、景勝が武田勝頼と手を組む条件に彼女との婚姻があったんですよね。そう思って参拝すると感慨深いです。

さてここは避けて通れない。直江夫婦のお墓です。もちろん直江信綱ではなく、直江兼続のものです。隣にお船の方(信綱の妻でもあった)のお墓が並んでいます。
今回気が付いたのは、お墓に立っていた長い塔婆のようなものがなくなってたこと。別に無くてもいいけど、ちょっと風景の中に何か足りないな…と思ってしまいました。

このお寺にはもう一人ミラージュに関わりのある人物が眠っています。覚えている人が少ないかもしれない、人物ですけど。
直江を叱り飛ばした吉江さんのお墓です。彼にも手を合わせて行きましょう。

さて、夜は米沢市内にほど近い某温泉宿。なんとなく風情が「熱帯夜」な感じでなかなか良かったです。
実は伊達の殿の関連の温泉と信じて泊まりに行ったのですが、お宿の仲居さんに聞いてみると小野小町ゆかりだったことが判明;;旅行会社にだまされたかしら?
実は翌日の宿泊予定の看板に夜叉衆XXXX(あえて伏せておく)様の文字を見つけました(苦笑)こんな名前で予約するなんて勇気ある方々ね〜〜、と驚愕しました。(→ちょっと羨ましかった)
売店には今年は買う人が急増したと思われる、「九郎左衛門」が売ってました。私は飲めないんで買いませんでしたが。

<2日目>
二日目は米沢市内観光。まず上杉家廟所を見に行く。
入口に毘沙門天の旗が飾られていて、いかにもって雰囲気です。
しかしこの廟所は去年の台風?で結構被害にあったらしい。ひとつひとつの建物の柵がかなり壊れてました。早く修復されて元どおりの姿になるのを願ってます。
ここでは人数が集まると説明をしてくださいます。今回は今まで聞いた中で一番面白かったです。大河ドラマの影響もあるのか、その辺りのお話が結構強調されていたような。
お話を聞く間に座るベンチが以前より綺麗なものになってました。
謙信公と景勝公に手を合わせて行きます。
ここのオススメなお土産は、景虎様も入ってる上杉家の家系図でしょう。

余談ですけど、上杉鷹山公の「なせばなる…」ってお言葉好きなんです。今年はついにここで鷹山公の複製の色紙を買ってしまいました。

さて、車を市内のホテルに止めて少し早いけどチェックイン。昼食前に少しだけ城址苑をみる。ここが米沢で一番お土産が充実してるので何を買うかチェックしておく。
ここには米沢限定フレームのプリクラとかがあります。
契売り場も見ました。高耶さんのポスターが貼ってありました。

城址苑から少し歩いたところにある吉亭で昼食。
ここに来た動機は先生が来たことがあるから…です(笑)サインも飾ってありました。お庭も素敵でした!米沢牛も美味しかったのでとても満足。

さて、一度お祭り広場へ行くことに。夜の武締式のための場所とりとリハーサル見物です。
リハーサル中はセンター付近で見物。本番はまぁ座れればいいかなってくらいです。
見物席の設営終了と同時に席取り合戦開始。毎年のことながら、この光景は怖いです。

友人達と交代しながら神社見物へ。宝物館が16時には閉まってしまうと思って焦ってたのですが、お祭り期間のためか、16時過ぎても見学可能でした。
おかげで有名な愛の前立てを堪能することができました。
ここは謙信公の遺物がいっぱい展示されてて素晴らしいです。鎧はもちろん、太刀、馬上杯、書状…。見ごたえあります。
ミラージュな視点でのポイントは、奥にある年表です。景虎様の養子に行った年、御館の乱等の頃に名前が載ってます。

個人的に好きな展示物は愛の前立てと、もう一つ。謙信公が馬に乗った絵です。
なんというかとても高貴な人に見えるんですけど。景虎様が見た戦場を駆けていく謙信公の姿ってこんな感じかな、と想像を掻き立てられる絵です。

さて、ゆっくりと神社に参拝。お祭りのために御神輿が飾られています。武将の絵がついたのぼりも参道に飾ってあって、お祭りな雰囲気が味わえます。
七福神おみくじを引いて、記念に絵馬を買ってきました。
神社の周りには屋台がいっぱいでてます。夕食はこの辺りで何か買おうと心に決めて、会場へ戻る。

さて、会場の後ろのほうにあるテントでお祭りグッズを買う。
今年の新しいグッズは黒字に金属系な色で「安田命」等が入ったはちまき。5種類はあった。他には武将の背旗。川中島合戦のシナリオ。
とりあえずシナリオだけは前日に林泉寺で購入してあったので、背旗を買う。背旗全部欲しかったけど、そんなに買っても使い道がないので、考えた末、とりあえず、上杉軍のを全部買う。ちなみに上杉で10種類。武田で10種類の合計20種類あった。昨日林泉寺で販売されてたのはほんの一部だったみたい。夕方17時頃に買ったのだが、長尾の旗は本日初売りだったそうな。
まとめてお買い上げっていうのが珍しかったためか、売り子さんに拡声器でお礼言われて周りに注目されて恥ずかしかったです;;何に使うのかって言われても…;;マニア心を刺激するのよ、この旗。今は家に飾ってあります。はちまきは本当に使い道ないのでパスしました。
他に買ったのは愛の前立ての写真のはいったふみカード。テレカじゃないところがポイントかも。どうせ使わないからなんでもいいけど。
川中島合戦のシナリオはここでも売ってました。去年は緑系な色でしたが、今年は紫っぽい色。中には武将の写真入り(笑)だんだん充実してきてますね。

友人達と雑談しながら、武締式が始まるのを待ちます。夜は冷えてくるのでいつも少し厚着をしていきます。日中は暑いんですけど、夜冷えるので判断が難しい。
上杉太鼓が始まって、会場にかがり火が点けられて始まるのを待つばかり。
待っていた武将の到着。そして式の開始。炎の揺らめく中での武締式はどこか幻想的です。
今年もカッコよかったのが槍隊の武技。そして鉄砲隊のど迫力な発砲。色部さんの声がめちゃくちゃカッコよかったです。
最後に川中島に向けて出陣する(退場)のですが、武将のみなさんは会場をぐるりと一周してくださいました。いつもは一周しなかったので、目の前を通ってもらえない場所もあるんですよ。ちょっと感激です。目の前を通るときに手を振ってくれたりする武将もいて、笑えました。

その後は混乱と狂喜の写真撮影大会。ついていけないなと思いながら、お目当ての人物だけを撮影しようと混乱の中へ根性で入っていく。
なんとか撮影して、友人達と再合流。そのままホテルへ。
ホテルでは友人達と毎年恒例の橘の誕生日のカウントダウン。ケーキは用意しなかったけれど楽しかったです。

<3日目>
さて3日。川中島の合戦の日です。
ホテルをチェックアウトした後は、友人達と自由行動。
とりあえず城址苑で土産を買って荷物を運ぶのが嫌なのでそのまま宅急便で送る。
城址苑の柱に原画展の宣伝看板があることに気がつきました。ほたかさんと浜田さんのイラストがカラーコピー状態で貼ってありました。

市内の本屋でローカルな資料を探しつつ、昼食予定のお店に向かう。
途中でお祭りのパレードを見ました。大きい山車とかあって大迫力!馬とか至近距離で見れました。

昼食は金剛閣。今年は焼き肉にしました。またもや米沢牛を味わって大満足!!
さて、昼食も終わればそろそろお祭り会場へ。

会場でちらっと信綱を目撃。以前も見かけたけど、旗が綺麗になってた。
米沢姉妹都市の金髪の美しいお姉さんが馬に乗って観客にご挨拶しているのを後ろから追いかける形で人込みを掻き分けて移動。お土産を受け取って予約済みの桟敷席へ座る。
桟敷席のお土産は毎年楽しみの一つ。今年は去年と同じ毘と龍の入った扇子。謙信公のかわいいマスコットなど。いつのまにか、お酒がついてこなくなってしまったのが残念。
前は合戦の説明文が入ってたことがあるのですが、シナリオを売り出してからはなくなってしまったみたいですね。

さて、いよいよお祭り開始。毎年少しずつ構成が変化しているので結構違いを探すのが楽しいです。
なんと鮎川隊があった。これは弓矢隊の大将に任じられたらしい。高坂隊の衣装が新しくなった。赤一色だったのが黒も入っていた。戦闘も変化あり!! いつもは武将が率いる軍勢同士が戦うときに武将は一人だったんですが、今年はちがう。一度に3人ほどの武将が攻撃参加。武将同士の戦闘があちこちで見れてどこを見ていいのか迷ってしまいました。

直江が出てきたときに、武田に押されていたんですが、「安田は直江を支援しろ!」という命令がでると、安田が加勢にきました。会場はどよめいて凄かったです。
千曲川をわたって乗り込んできた高坂隊。なんと直江と戦闘してくれました。もちろん会場の観客席側でわりと広範囲にわたって切り結んでくれたので、サービス満点だな〜と喜んでしまいました。
武将が桟敷席との境のロープの内側に乱入してきて、目の前で戦闘。観客を人質にとったりしてました。その人質に刀を奪われてたりしましたが。
中には席の上まで駆け上っている武将もいました。
すでに川中島の再現とは言えない状態かもしれないですが、お客さんが楽しんでるしいいんじゃないかな…と。

とにかくまた来年もみたくなってしまうようなお祭りでした。

米沢で友人たちと別れて喜多方へ向かう。米沢出発は16時過ぎてたはず。
一度本場の喜多方ラーメン食べたかったもので。

途中道の駅に寄り道しながら喜多方へ19時頃到着。駅前で開いていたお店に入る。夜なのに長蛇の列で驚いた。
店内はなぜか有名人のサインがいっぱいでした。色々なラーメンがあって迷ってしまいました。美味しくて満足。

夜は会津若松に泊まる。夜21時頃無事に到着。
途中で買ったチーズケーキで直江の誕生日をまた祝う(笑)

<4日目>
さて会津若松観光。
会津若松の朝は早い。9時前には開いているところが多いのだ。早起きして観光に行く。まずは会津武家屋敷。
ここでスタンプラリーにはまり、あんまり屋敷を見た記憶が;;;途中で上杉の家紋のスタンプが押せてちょっと喜んでました。
ここで土産物まで買ってしまった。ちょうどくじ引きやってて当たったんですが、景品がその店で使える商品券で、欲しいものを買い尽くした後だったので何を買ったらいいのか困ってしまいました。あげまんじゅう美味しかった。
武家屋敷の近くの店で食べた田楽もおいしかったです。

次は会津若松城。素敵な天守閣に目眩が。城好きなもんで。展示物も充実してていいです。ここでは伊達政宗の書状や直江兼続の鎧など見ることができます。この城はいろいろな武将が治めたところなので、まとめて見れてお得な気分。
出口付近の売店で政宗の書状と兼続の鎧の写真が入っている資料を買う。ついでに蒲生氏郷の資料も。ミラージュには出てきてないけど好きなんです。
闇戦国に参戦してもおかしくないぐらいな武将だと思うんですけど…。
そういえば会津時代まつりのポスターみました。すると上杉軍が!?歴代に治めた領主をまとめたお祭りだそうで…かなり興味深々。

14時半頃会津を出発。猪苗代湖を見ながら高速道路へ入ったのですが、さすがにGW中のためか、途中で渋滞にあう。東京のほうに到着したのは22時は回っていたような…(この頃爆睡中)
自宅に帰れず、友人宅に泊めてもらう;;
出発前に前日泊りしたので、いつのまにか5泊6日の旅になっていました。


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